きんぞうが

実家に戻って来たら、きんぞうの様子がおかしい。
鳴き方も、何か変。
私に何かを一生懸命に言っている。
(これはまぁいつもだけど)

抱っこも嫌がるし、静かな所に隠れたがる。
良く見たら涙目。絶対にオカシイ。

・・・・と、確信したのは夜。

親に聞いてみたら、昨日から元気無いって。
えぇぇぇ!帰って来た時に教えてよーん!!!
フン詰まりのひどいのかと思い、お腹のマッサージしたけどそんなに溜まってない。それ以前に全然食欲が無いみたい。
人肌のお湯をあげたり、なでなでしたりして(ゴロゴロは言う)

夜中の間もずっと様子を見てたけど寝苦しいと言うよりはあまり眠れて無いみたい。
朝、獣医さんに連れて行った。
血液検査してもらったら、肝機能の値が異常に高い。
変なものを口にしたか、腫瘍が出来ているとか色々考えられるって。
点滴と、薬を注入してもらって帰宅。
皮膚内に注射したのが半日かけて血液中に入るらしく、コブ取りじいさんみたいに左上腕部がボッコリ。ぶにょぶにょ。
明日もう一度検査してもらって数値が落ち着いていれば、一時的に変なものを口にしたって事らしい。
数値が落ち着いてなければ、原因を探して治療しましょうと言われた。

診察が終わって、かずおくんにメールしたらすぐに電話をくれた。
きんぞうの事も落ちているであろう私の事も気にかけて電話をくれたんだろう。溺愛してるの知ってるからなー。

点滴と薬が効いて来たのか、ぐっすりお昼寝して目覚めてからはご機嫌さんでひざの上に乗って来たり甘えたりしてた。
今日はご飯も食べれてた。涙目でもない。
昨日の辛そうな姿はもう無い。少し安心。
明日の検査で数値が落ち着いてたら良いのにな。

3月の誕生日で19歳。
人間で言うと90歳以上の高齢猫。
色んな所にガタが出て来るのは人間も猫も同じ。
元気に誕生日を迎えて欲しいなぁ。
彼に残された時間は出来るだけ一緒に居てあげたい。
穏やかに老後を送らせてあげたい。

かずおくんときんぞうと私とで誕生日をお祝いしたいな。
(彼らは同じ誕生日なのだ)


住めば都

実家に帰って来る前の日に、空っぽの家で2人して間取りの話を少しした。
あーでも無いこーでも無いと私の考えとかずおくんの考えをくっつけたり切り貼りしたり。
無責任な元設計士の私。
責任重大な家主で職人(大工)のかずおくん。
つまり施主だけど、施工人。

結局仮住まいに戻ってから、私がノートを引っ張り出してザザッと図面を書いた。
それを見ながら2人でまたあーでも無いこーでも無いと話してたら・・・・・・4時半。

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夜更かしになったけど、これは絶対に必要な時間。
リフォーム会社に頼む訳じゃないんだし。
自分達で考える時間がこの家には必要で、それがかずおくんの手で形になるんだから贅沢な話。
築年数が古くても、住めば都なのだ。
早く出来あがらないかなー。