2016年 いかなご始めました

今年も瀬戸内に春がやって来たよ。
少し遅めの3月7日にいかなご漁が解禁になったよ。

今年も炊く気満々なんだけど、とりあえず初日は例年お高いので上級者のご婦人方にお任せするとして、気になるのはお値段。不漁だと噂の今年、さていくらになっているか。

Twitterでキロ単価2,600円と情報が流れて来て、ひっくり返りそうになった。
どこの高級魚だ!国産うなぎかよ!
年々値上がりしてるけど、さすがにこの値段は無いよなぁ。
4キロ買うだけで1万円超えちゃう。

解禁日2日目

魚の棚まで偵察に出向いた。
いつも購入する松庄さんで2,200円になってたので行列に並んで2キロだけ買った。
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松庄さんは仲卸を通さず、買い付けしてすぐに新鮮なものを店頭に運ぶのでビギナーの私はここのお店に絶大なる信頼を置いている。
松庄さんで買っときゃ間違い無いだろ!位に。
初めていかなごを炊いた時は少し離れた漁港近くの網元まで買いに行ったんだけど、やっぱ、皆大好き林崎漁港に揚がって来るいかなごを買いたいので、初回以降はずっと魚の棚で買っている。

夕方スーパーで半額になっている新子をまとめて買っている人を見かける事があるけど、あれでも透き通ったくぎ煮になるのかな?
鮮度が落ちてるとバラバラにならないのかな?

2,200円設定の店が圧倒的に多かったけど、安い所だとキロ1,900円とかあったな。
行列してる時に前後のご婦人方が昨日から400円落ちたから、明日はたぶん1,800円位やで!って言ってたけど、どうなんでしょね。

偵察だけのつもりだったので、家に帰って来て慌てて生姜を刻み、急いで炊いた。
いかなごは鮮度命だからね。家を出る前に鍋や材料を全部用意してから、新鮮ないかなごが手に入る所へ朝一番で出向いて帰って来たらすぐに火を入れて、洗ってる間に煮立ててダッシュで鍋に放り込む事!って親から教わったので、すぐに炊かなくちゃ!って焦る。

そこはしっかり教わったのに、味付けは実家の味付けを教わっていないので自己流のくぎ煮レシピで作っている。
母はおせち料理にしろいかなごにしろ、手順こそ丁寧に教えてくれるものの、味付けは「大体」が多いので、レシピとして教わった事はほぼ気がする。
まぁ、そんなもんだ。

そんな母もここ数年でくぎ煮を炊かなくなってしまって、親戚に送る事もなくなったとかで私が炊いたのを実家に届けている。

今年初のいかなごは大きさバラバラ。
すでに5センチ超えのビッグサイズもある。
ん?昨日解禁だよね??
新子の大きさ

って多分、こんなのんきな事してるのを母に見られたら「ほら、早く早く」って言われんだろな。

まだまだくぎ煮ビギナーの私は1キロずつしか炊かない。
同じ大きさの圧力鍋があるので、微妙に毎回時間をずらしながら同時に炊いてる。
灰汁を取ってフタしたら、後は20分程放置。
煮こぼれない程度ギリギリで放置。
煮立ったらひたすら放置

泡が落ち着いて来たら、山椒やくるみを入れて天地をザクッとひっくり返す感じで鍋を大きく縦に振る。
写真のは山椒入。
山椒とくるみ

んで、ある程度煮汁がなくなるまで、煮くずれない程度にザクッと天地を入れ替える感じで全体に絡める。やり過ぎちゃダメ。絶対ダメ。
うっかり箸で混ぜるとバラバラ殺人事件が起こるので絶対に禁止な。

炊きあがったら、ザルに移して覚めるまで待つ。
この時点ではまだ少し柔らかいので、しっかり覚ましてくぎっとしたくぎ煮に仕上がるまで待とう。

な、私。(つい食べちゃう)

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はー、炊くの楽しい。
白ご飯に合う。
いかなごのくぎ煮乗せ白ご飯最高

ルルに狙われまくり。
何度も茶碗やいかなごの皿に前足を突っ込んで来ようとして、その度に前足掴んで「めっ!」って言いつつ、何度も握手状態でルルさんにじっと見つめられながらモリモリ食べた。
いかなごを狙うルルさん

解禁日3日目

3日目の今日。雨が降っているので自転車で行けないよう。
漁場が遠くて入荷が遅れていると言う情報があったので、遅めで出かけてみた。

どうやら朝一番は2,500円だったらしく、今日は入荷の遅れですごい行列だったみたいけど、私が行った時間には松庄さんの新子は売り切れ。ガーン。

違う店を見ると、小さめ1,800円少し大きめ1,500円の価格設定。
昨日のご婦人の言ってた価格だ。こえー。
まだ後何度か炊きたいし、キロ1,500円の方を買った。
背に腹は代えられぬ。

家に帰って計ってみると、昨日のキロ2,200円のよりも大きさが揃ってて小ぶり。
なんだそりゃー。
価格変動激しいし、基準が良くわからないな。
解禁3日目のいかなご

今日は1キロだけ酒の分量を間違えて炊いてしまった。
出来上がりにそんなに大差が無い事に驚いたけど、山椒入とくるみ入ではザラメや調味料の配合を変えている。
山椒の方がザラメを多くしていて、カッチリ仕上がりな感じ。
照りに水あめを使う派。はちみつも必ず加える。
我が家はお義母さんとかずおくんのおかげで、はちみつのストッくに関してだけはブルジョア家庭なのだ。

あかしあが今日で無くなった。
今我が家にあるのは、みかんの花、栗、ハゼの花のはちみつ3種。
個人的に栗は香りに少し癖がある印象なので、明日からはハゼの花のはちみつを使ってみよう。
ハゼの花のはちみつ

明日辺りからぼちぼち発送を始めよう。

早く値段がも少し落ち着かないかなぁ。
春の風物詩、後もう少しいかなご活動は続くのであった。


ボウルねこ

昨日ルルが入っていた鍋でいかなごを炊いている。

ちなみに本日の松庄さん、最終便はキロ1300円。
魚の棚商店街内の他のお店は1400円。

今日のは大小の大きさが混在している感じ。
3月5日のいかなご

何かでかいね。もうでかいわー。
3月5日のいかなご

後ろを振り返ると今日はボールに入ってた。
ボウルねこ
コラーッ!

ダメでしょ!って言ってる私の言葉になんて耳を貸す訳も無く、ボウルの中で無理矢理丸まって寝ようとしてた。

無理だし!
ってか、そんな所で寝ちゃダメだし!!!
寝ようとしてた


鍋ねこ

二日続けていかなごを炊いた。
一回目に続き、3キロ。
今日のいかなご

いかなごを炊く時は台所に寄り付くと怒られるルルさん。
って、いかなごを食べようとするからなんだけど。

いかなごを炊いている時の、ルルさんは不満そう。

そしていかなご炊きを休んだ今日。
静かだな?と思ってルルを探したら、鍋の中に入ってた。

なべねこ

おい!


今年初「いかなごのくぎ煮」

今年もやって来たよ、この季節が!

解禁日の時点で大きめだった様で、5日目にしてすでに一番炊きやすい4センチっくらいの大きさ。
4センチ位
今年も魚の棚商店街の松庄さんで購入。
(ここは仲卸が無くて港での買付人を店の方がされているので、店頭にいかなごが並ぶのが早い。セリ開始30分後には店頭に並んでる。)

最初の年は網元で買ってみたりスーパーで買ってみたりもしたけど、今は松庄さんオンリー。Twitterでマメにいかなご情報も流してくれるので、ひじょーーに有り難いのだ。

朝一番は少なめの漁で1kg1700円スタートだったらしいけど、その後、順調な水揚げがあった様で、遅めの時間に行ったら販売価格が下がって1kg1200円になってました。
朝一番の水揚げを狙わない方が良い場合もある様で、今日はラッキーだった!

「しょうがを先に切っておく」「くるみを先に煎っておく」と言う一大イベントを忘れててワタワタしたけど、用意完了。さて、頑張りますか。

準備完了

さてー炊きますよ

今日はひとまず3キロ炊いた。
明日も頑張ろう。
値段次第で何キロ炊くかだなー。

ひとまず2キロ

晩ご飯に早速炊きたてをワシワシ食べたよ!

いかなご乗せごはーん

ここ数日暖かいので、どうやらこたつの中だと少し暑いらしい。
ホットカーペットとカバーの間に入ってキョロキョロするのがルルさんの最近のブーム。

ルルさんのブーム