続・シロちゃん

実家から帰宅。

事故渋滞で迂回したりしている間に猛烈に時間をとられ、火葬の時間に間に合わなかった。
最後の最後に頭をなでなでしたかったな。
私が号泣するのわかってて、シロが会えないタイミングにしたんだと思う事にしよう。

夕方、両親と一緒に骨を拾う事は出来た。
シロが小さくなっちゃった。
母が熱かったね、頑張ったねって頭蓋骨をなでなでしていた。
実際にはもうそこに魂は無いので熱くないのにね。
これ、ペットを飼った事無い人からすると気持ち悪い行動だと思うんだけど、私はすごくわかる。
20年近く一緒に過ごした可愛い可愛い小さな家族は、骨になっても愛おしいもんなのよ。
私、きんぞうが亡くなった時、数ヶ月の間は遺骨を何度も開けて眺めては泣いてたもん。
(それはちょっと思い入れが強過ぎるわ!って母に言われたけど)

「ドアを開けると、ニャーンって声がしないから居なくなったんだなぁって思った。」と、淋しそうにポツリ。
両親はしばらく淋しいんだろうな。

朝、斎場の受付の人に「骨壺を斎場で買うか自分達で適当な入れ物をご用意下さい」と説明を受けたとか。
茶碗蒸しより小さい位のサイズで3,000円、色んな部位が一通り入りそうな3号で4,000円と言われたらしい。
適当な入れ物って言ってもガラス瓶って訳に行かないなぁ、どうしようって相談して。
最後に入る場所だし、ちゃんとした骨壺を買ってあげよう!って決めて斎場に行き、骨拾いの時に出て来てくれたおじさんに骨壺を買いたいんですって言ったら「・・・・。ちょっと待ってて。仮の入れ物をあげるから、よそで探してみなさい。」って。
どうしてそんな事言うのかな?って思いながら仮の入れ物を頂き、その足で「お仏壇の浜屋」さんへ。
店内の骨壺の値段を見てひっくり返りそうになった。
3号でも900円しない。
会員は1割引してもらえる事を考えると、斎場では5倍以上の値段で売ってたのか。
あのおじさんは骨壺の本来の値段を知ってて、高いのを売るは気が引けたのかな。
何にせよ、商売っけのない人だ。親切すぎる。

壺を入れる袋も一緒に買おうとして店員さんに聞いたら、ペットちゃんの場合はこれと言った決まり事は無いので、皆さんお気に入りの布で可愛く包んであげておられますよ!って教えてもらった。

シロちゃんみたいな白猫の物を探して、リボンみたいにしたよ。

小さくなったシロ

線香に火をつけてようやくほっこりしたら、早くルルに会いたくなった。
家に帰って来たら、いつも通りルルが玄関で待っていてくれた。
にゃはーん。

今、私達夫婦が大事に育てている小さな家族。
ルルも先輩猫を見習って長生きするんだぞー。
今日のルルたん


突然の新入り

トレーニングして、スーパー寄った帰り道。
もう外は真っ暗け。

どこからともなく「ミャー、ミャー」って聞こえる。
見渡しても猫の姿は無い。
でもすごく近い所から聞こえた。

呼んでももう鳴かない。
絶対に絶対に近い。
どこだ。

すぐ側の草をかき分けたら、溝の中にぽつーんと子猫の光る目が。
草の中から・・・

ちっこーーーい。
もちろん呼んでも来ない。
それどころか、こっち見てシャーシャー言ってる。
これは溝に手を入れたら引っ掻かれる可能性大。
すんなり触れそうに無いぞ。どうしよう。

買い物袋の中にあった明日の菓子パン(かずおくん用)をちょっとお借りしまして。
ちぎって近くに置いたら顔をひょっこり出したので、わしっと捕まえて抱っこしたら
引っ掻くどころかピーピー言って甘えて来た。

まだ手の平に乗る位。
あまりに小さいはぐれ猫なので、速攻でかずおくんに電話。

私「かくかくじかじかで連れて帰って良いですか。」
かずおくん「う、うん。急やな。」

で、そのまま飼うことに決めて病院へ。

腹ぺこっぽいんだけど、もう19時過ぎてるし子猫フードを買い物するより病院が先。
ダッシュで帰ってきんぞうがお世話になってた病院へ。

猫バッグとか全部実家に持ってっちゃったので、とりあえず段ボール入り。
捨て猫みたいになってゴメンな。
段ボールに入れて

生まれてから約一ヶ月位の女の子で360g。
便秘だったのでひねり出してもらったけど、おおむね健康との事。
ママ猫とはぐれたっぽいので、まだまだつい最近まで母乳を飲んでたはずだけど哺乳瓶とミルクなのかな?
先生が、乳歯が生えて来ているから離乳食を与えてみようと差し出すとワシワシ食べた。
よし、離乳させて大丈夫!って先生が教えてくれたので、様子を見ながら離乳食+水を一日数回に分けてあげる事になった。

のみは居なさそうだったんだけど、のみ取りの薬をつけてもらったのでシャンプーは2、3日我慢してねって言われてしまい、野良臭を漂わせたまま連れて帰った。
途中のドラッグストアで臭い撮りスプレーや離乳食や猫砂を買ったので、とりあえずスプレーで軽く拭いて、お尻周りだけ洗ってごはんタイム。
ワシワシ食べた。
私を危害を与える相手じゃないと理解したのか、よじ上って来る様にもなった。

ずんずんと
うおぉぉ、甘えん坊で超可愛い。何これ。
野良出身になる手前だったみたいで、人を怖がらない。

はぁはぁ。

寝かせようとしても人肌にくっつきたいみたいなので、懐に入れたらコテンと寝た。
晩ご飯作らなきゃならないので、この後フードに入れてたけどぐーぐー寝てた。懐

そうこうしてたらかずおくん帰宅。
なんだかんだでかずおくんもいっぱい可愛がってくれるの知ってる。

ご飯中はカンガルー抱っこのまま寝かせ、食後はかずおくんに遊んで
もらった後、心音を聞きながらスヤスヤ。良く眠るな。
心音を聞きながらスヤスヤ

きんぞうが亡くなった時、悲し過ぎてもう猫は飼えないなと思ってたんだけど、
ここ最近猫を飼いたい気持ちが強くなって来てて、里親募集サイトを眺めながらも
やっぱりなー、、、捨て猫が私の目の前に現れる様な運命的な事があれば飼おう!と思っていたのでした。

運命の日、突然やって来たわ。はっはっはー。

かずおくんと何て名前にするか結構悩んだ末、相談して決めました。

どーも、ルルです。
20140926_03

 


来年もよろしくお願いします

風がビュービュー吹いてます。

今年最後の日はとても寒い1日。
日本海へ波乗りに出かけていた友達が瀬戸内に移動して来る位の荒れ模様。

そんな中、私は録画していたM-1を見てて、その横でかずおくんが年賀状書いてます。
海に行く気無い。
そんなテンションにならん。

今年は去年に引き続きほんと色々あった。

私の中での大きな出来事を順番に並べると。
1.愛猫きんぞう他界。
2.リフォーム完了!
3.結婚7ヶ月後、やっと引っ越し&同居。
4.父の病気&手術。
5.家の車買い換え。
6.貸倉庫探し。
7.かずおくん、全日本出場。
8.心の兄から結婚祝いでサーフボード貰った!!

うーん、後は何かな。
1番目の「きんぞう他界」は衝撃が大き過ぎる。
当分穴が埋まらない特別枠って感じ。

それから、それから。

おめでたい事もあった。
塚原君達の結婚
よっしー達の結婚
えみぞうの2人目出産
スミケンさん達の結婚
どてちんの結婚
おざお達の結婚
みやこの出産

みーんな幸せな顔してて、嬉しい。

後、仕事関係でも色々あった。
イベントには去年からあんまり参加出来てないんだけど、それでも新しい出会いもありーの。
新たな繋がりから派生した仕事もありーの。
縁ってホントすごいんだ。

思い切って飛び込む事も大事って事を教えてくれるし、縁を大切にしている人が縁を繋げてくれるし。
色んな人に助けられて今の自分があるんだって事を再認識させられる事もいっぱいあった。

今年も楽しい一年でしたよ。
来年は、今以上に笑顔で居られる一年だと良いな。

今年もあと数時間で終りかー。
皆様、来年もよろしくー!


いざ、茨城へ

さっき茨城に向けて走り出しました。
ちっこい袋に入ったきんぞう君も一緒です。
(実際行きたがってないかもしれないが)

何時間かかるかなー。

NSAの全日本選手権。
ヒートのある木曜日には西村くんが駆け付けていくれるみたい。
noriおにも会えそうだし、大会も大会以外でも何かと楽しみ。
2人ともお盆無しだったので、少し遅めの夏休みして来ます。
かずおくんは目一杯頑張ってくれると思うので、私は目一杯応援して来ますー。

出来るだけ携帯から更新します。

たぶん。


幸せ者

先週末はゆみが子供を連れて線香をあげに来てくれ、一昨日はかーちゃんが花やスイーツを持ってお線香をあげに来てくれました。

私を気遣って元気づけに来てくれたのもあるけど、いやはや、なんて言うか。
お花やお供え物貰って、線香まであげてもらえるとは、何て幸せな猫ちゃんなんでしょーーー。
と改めて感謝感謝ですよ。

私にとっちゃ甘えんぼの子供みたいな存在だったけど。

きんぞうだけじゃなく、私に対しても色々気遣ってくれた方々には本当に感謝感謝。
私もそんな気遣いの出来る大人にならねばと思いました。

もう泣き暮らしていません。

まだ、きんぞうが「ニャーン」って甘えながらひょっこり現れそうな錯覚に陥りますが、頭で理解して感情が置いて行かれてた頃に比べたら、すっかり気持ちが落ち着きました。
どんなに泣いても帰って来てはくれないから、きちんと送り出す気持ちに切り替わりました。

今は、写真見てきんぞうとの思い出を噛みしめている所かなぁ。
写真や遺骨をなでなでして、しんみりはしてるけど。
仕事もしなきゃいけないし。
ずっと落ちてばかりもいらんない。

今日から光回線になって速度も快適になったし。
(申し込んでからかなり長くかかった)

きんぞうが亡くなってからの数日間、理解してお休みを下さった取引先の方々にも感謝。感謝。
良い仕事で恩返ししなくちゃ。

先月ひいた風邪で、またもや気管支炎になってます。
ここ数年、風邪をひくと必ず咳だけが残り、病院に行くと必ず気管支炎だと言われてしまう。
肺のレントゲンを撮っても綺麗。音も綺麗。
何でだろなー。

何か完全に書くタイミングを失ってしまったけどきんぞうが亡くなる前のプラスエスの大会でかずおくんはオープン、スペシャル共にギリギリファイナリストの4位でした。
全然海に行けてない割には、頑張った。
・・・・と支部予選の時も書いたっけ。

んで、全然海に行けてないまま来週はかずおくんが全日本選手権に出るので、茨城行きです。
私は応援団でついて行きます。
小さなきんぞうも連れて行くんだー。
(分骨袋に牙を入れてるのです)


お見送り

10日の午後、母と一緒にお見送りの儀式へ行って来ました。

母が来てくれるまでの時間。
この時間が一番きつかった。

きんぞうの死を受け入れられなくて、
吐きそうになる程泣いて、のたうちまわってぽかーんとした後。
冷たくなった体を最後にもう一度綺麗にしてやり、お花をたくさん買いに行きました。

最後、息が止まる時に苦しんで痙攣したので、目がカッと見開いたまま硬直してしまい目を閉じてやれなかった事が残念。
ビー玉見たいな自慢の目だったので最後まで見て欲しかったのかなぁ。なんて。

火葬前の儀式は、人間と同じで喉が乾かない様に、口にお水をつけてやるんですよ。
たくさんのお花や、好きだった餌を持って行くんですよ。
見たくない方も居るかと思うので、小さな写真で。
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手を合わせ最後のお別れをして、火葬へ見送り火葬後には骨拾いをしました。
小さな小さな骨。
大きな病気をした事がなかったので、骨は白くて綺麗でした。

お焼香を済ませ、初七日の儀式までそこでやってくれたので
返骨された遺骨を家に連れて帰って、四十九日まで供養です。

葬儀の翌日、友達一家が泊まりに来る約束があり、頭が真っ白なので断わろうかと思っていたけれど、かずおくんが珍しく強い口調で「絶対に来てもらえ」と言うので、予定通り来てもらいました。(私を家で1人にしておきたくなかった様子)

その友達、久しぶりに会う事になっていて私も前からすごく楽しみにしていたし、
それより何よりその友達、きんぞうのお母ちゃんを飼っていて、きんぞうの幼少期のママ。
私に突然泣きスイッチが入ってもびっくりしない心の許せる友達なので、結果来てもらって良かった。

ゆみ一家もお花や美味しいプリン(きんぞうに)を持ってやって来てくれ、夜には更に友達いっぱいいっぱいになり少し元気になりました。
人が大好きな猫だったので、きんぞうもたくさんの人に弔ってもらえて喜んでいたと思います。

おじいちゃんなりの元気な姿に会って欲しかったけど、きんぞうは昔のママにも見送ってもらえる日に息を引き取ったんじゃないだろーかと。
私があまりに落ちているので、かずおくんはずっと気にかけて側に居て支えになってくれています。

この人と一緒に看取る事が出来て良かった。
きんぞうは、きっと2ヶ月間の新居生活の間に「かずおに任せても、本当に大丈夫か」
見定めていてくれたのかもしれない。
もう僕が居なくても、大丈夫だよねって見届けてから旅立った様なタイミング。
最後の最後まで、賢い飼い猫ちゃんでした。

少しづつ、死を受け止められるようになって来ました。
まだまだ涙腺ゆるゆるですけど。

きんぞうの写真をずーっと見ていて。
長い間いっぱい癒してくれたなぁとしみじみ。
大きな病気もせず、ちゃんと寿命をまっとうしてまさに大往生だった猫ちゃんに対して、帰って来てと思うのは間違っている。
こんなに私に愛情をくれてたじゃないか。

・・・と言う事が、理解出来る様になりました。

自分がどんなに溺愛していたかを思い知らされたのは遺骨までもが全て愛おしい事。

送る側の私がしっかりしないと、四十九日経ってもきんぞうが行くべき場所に行けないかもしれない。
最後の最後まで、いっぱい愛情を与えてくれた素敵な素敵な猫ちゃんでした。
きんぞう、長い間ありがとう。
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きんぞうが旅立ちました

8月10日 2時40分頃
愛猫のきんぞうくんが19歳4ヶ月28日の
猫にとっては長い長い生涯を終えました。

かずおくんと一緒に看取ってやる事が出来ました。

昨日の朝に胸水を抜いたけれど
夕方には足腰が立たなくなってしまいました。
再度病院に連れて行く前に、私の顔を一生懸命見て
大きな音で喉をゴロゴロ鳴らしたのが、きんぞうくんの
最後の私への目一杯の愛情表現だったんだと思います。

かずおくんが帰って来るのを待っていたかの様に
夜に容体が急変しました。
もう心臓がこれ以上頑張れないって悲鳴をあげていました。
夜中に獣医さんと電話でお話して、悩んだ結果
お家で静かに看取ってあげる事にしました。

最後は苦しそうで見てられなかったけど、
きんぞうなりに目一杯頑張って、
私達の手に顔を乗せたり
前足を伸ばして来たり
うつろな目でじっとこちらの顔を見たりして
最後の最後まで、甘えん坊のきんぞうらしく
旅立って行きました。

自力で動けなくなってから10時間位。
呼吸困難に陥って3時間弱。
苦しい時間が少しでも短かったのが、救いでした。
今も横に居ます。
いつもみたいにグーグー寝ている様に感じます。

でも触ったら、とっても冷たい。

これが現実。

午後に親が来てくれるので、一緒にお別れの儀式に
行って来ます。
お花いっぱい買って来て、好きだった餌やおもちゃを
一緒に持って行ってもらおうと思います。

きんぞうくんと遊んでくれた皆さん、
ここでの写真を楽しみにしてくれていた皆さん、
きんぞうの容体を気にかけていてくれた皆さん、
最後の最後まで気にかけてくれた獣医さん、
ありがとうございました。

体調が悪くなる前日に、何気なく撮った写真。
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この姿が、最後に撮った元気な姿でした。